世界三大インキメーカーのサカタインクス株式会社の海外事業部が当社の起源です。分社時の社名であるSakata Inx Internationalの頭文字に無限の可能性を表す「X」をつけて、SIIX（シークス）と1998年に現社名となりました。 Sakata InX International ＋ X → SIIX

1957年に創業者の村井会長がサカタインクス株式会社内で新規事業として一人で電子部品の取り扱いを始めたのが当社事業のきっかけです。その後1992年に分社独立しました。事業のスタートは意外に古いです。

海外で電子部品の商社活動を行ってきましたが、顧客企業の要望で電子部品の調達だけでなく、電子基板実装（EMS）を手がけるようになり、この事業が現在では当社の売上高の約8割を占めるようになりました。日本のEMSでは最大手となります。

EMSはElectronics Manufacturing Servicesの略称で日本語では「電子機器受託製造サービス」といいます。顧客企業に代わって、製造工程の一部や全部を製造する事業になります。当社では電子基板に電子部品を実装（載せる）する事業を中心に営んでいます。様々な理由から製造の外注化が進んでおり、市場は拡大しています。

電子化する分野であればすべて当社の活躍の場になります。分野は問わず、電子機器の中に入っている電子部品、実装基板を提供します。現在はEVや自動運転などの需要が強いため、車載関連機器向けの売上高が会社全体の半分を超えています。

Global Business Organizer (グローバルビジネスオーガ ナイザー)は当社の目指す姿を表した言葉です。世界各国 に存在する様々なニーズとシーズを結び付け、新たな価値を 提供し続けていきます。 従って、海外での事業活動が中心の会社です。

当社は国内外の最先端技術をもつテクノロジーパートナーと提携しています。例えば、シンガポール政府から受注したCOVID-19トラッキングトークンの設計及び製造はその一例です。ワイヤレス技術にフォーカスしたIoTサービスプロバイダーのiWOW Technology社とのコンソーシアムを組み、当案件のニーズにお応えしていきました。 受託製造だけでなく、開発・設計段階からお困りごとがございましたら、是非ご相談ください。

部材調達から、製造、物流にいたるまで、お客様のグローバルな事業展開をお手伝いできる拠点を世界15カ国に約50ヶ所設置しております。

益々電装化していく車載関連機器、産業機器などを中心に当社が活躍する場が増加していきます。2026年を最終年度とした中期経営計画を発表しており、連結売上高3,700億円、連結営業利益155億円を目指しています。