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投資家の皆様へ

 株主の皆様には日頃から温かいご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 当期の経済環境を顧みますと米国では、良好な雇用・所得環境により個人消費の力強い拡大が持続し、着実な景気回復が続いております。欧州では、政治的混乱や輸出の先行きに不透明感が残っており、中国では、米中貿易摩擦の影響等により企業収益が悪化し個人消費にも陰りが出始め景気は減速しております。日本では、企業収益および雇用情勢の改善により景気は緩やかに回復しております。

 このようなマクロ経済環境の中、各産業においてより高度な電子化、モジュール化、自動化の流れが広がり始めています。車載関連機器分野においては、中国でのEV市場の盛り上がりやCASEをキーワードとした電子機器需要の高まりが見られ、産業機器分野においてもIoTや5Gといった新たな市場の出現で、事業分野がボーダレス化しつつあります。このようにきめの細かいサービスや高品質の製造技術力が求められる非コモディティ分野において、当社が活躍する機会が益々増加しております。

 当期の業績につきまして、売上高は顧客からのビジネスの獲得が順調に進み、2,428億円と対前年で増収となりましたものの、新たに立ち上げた華中・湖北工場や欧州工場で一部プロジェクトに遅れが生じたことや顧客企業からの受注が急増したメキシコ工場での労働力の確保や生産設備への先行投資等が重なり、営業利益は86億円と対前年で約10億円の減益となりました。

 2019年においては、年後半よりハンガリー工場で世界最大の自動車部品メーカーであるロバートボッシュGmbHとの取引の開始を予定しており、2020年にかけ業績の大きな好転が見込まれます。華中・湖北工場においても車載関連ビジネスの拡大が見込まれ、昨年生産が混乱したメキシコ工場につきましても、総力を挙げての業務支援やマネジメント層の一新等により、早期の業績への貢献を目指してまいります。

 目の前の大きなビジネスチャンスをより大きな成功へと導くため、謙虚に失敗から学び、顧客企業や株主の皆様からの信頼を裏切らぬよう努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2019年3月

代表取締役会長
村井 史郎